当センターについて

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センター長ご挨拶

高齢化社会を反映して認知症の患者数は年々増加傾向にあります。厚生労働省の算出したデータによると、我が国における認知症の有病率は65歳以上の老年人口の14%を超え、すでに400万人に達しており、認知症の前段階である軽度認知障害(MCI : Mild Cognitive Impairment)の方を含めると、実に高齢者の4人に1人が認知症になるであろうと考えられます。この結果は認知症が新たな「国民病」であることを明確に示しています。認知症が誰でもなりうる病気であり、そうした状態であっても安心して地域で暮らせる環境をつくるための支援体制の整備や連携が不可欠です。

そこで国は平成20年度から新たに認知症の専門医療機関として、認知症疾患医療センターの指定を開始し、全国に認知症疾患医療センターは170か所以上整備され、当院も平成24年(2014年)12月より指定を受け、飯塚記念病院認知症医療センターとして開設致しました。

当センターでは、他の診療科と連携した認知症の診断と対応、認知症の専門医療相談、身体合併症・周辺症状への対応、かかりつけ医や包括支援センター等との連携の推進、研修会等の認知症の啓蒙活動などを行い、地域において関係者が密接に連携するネットワーク作りを行っています。

医学の進歩によって、昔に比べると、私たちの「老後」と呼ばれる時間は飛躍的に長くなってきました。その時間をより大切に過ごしていただくために、私たちは患者様を取り巻くご家族はじめ、患者様を支援している多くの方々と共に、患者様と寄り添い、安心、安全であたたかい関係を築き、協力や連携を行う事で、患者様にとって最善の治療やケアを提供していけるよう努めてまいりたいと考えています。 

飯塚記念病院認知症医療センター
柴原 浩

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