お知らせ
R8(2026年)6.5(金)第2回両輪支援を前に進めるための実践 セッショントークに当院 福岡県認知症医療センター室長の江頭が登壇
令和8年6月5日金曜日午後6時~8時30分まで、駒澤大学駒澤キャンパスで、 パーソ
ン・センタードな視点から未来を見つめる~パーソン・センタード・ケア「再考」を主催とし
て、認知症による生きづらさに伴走するプロジェクト、浅香山病院認知症疾患医療センタ
ー、社会福祉法人かるべの郷福祉会、当院 福岡県認知症医療センターによる共催にて開
催させて頂きました。
研修会の内容としては、➀前段トークとして、公益財団法人浅香山病院の釜江和恵先
生、大阪大学の山川みやえ先生による『認知症の人と家族の両輪支援の制度化への経
過』をテーマにトークを実施、次にセッショントークとして、(1)精神保健福祉士、メンタル
ヘルスソーシャルワーカーの立場から、当院 福岡県認知症医療センターの室長の江頭、
(2)作業療法士の立場から、認知症介護研究・研修東京センターの村島久美子氏、(3)看
護師の立場から、公益財団法人浅香山病院 認知症看護認定看護師の三好豊子氏、(4)
地域包括支援センターの立場から、社会福祉法人かるべの郷福祉会 介護支援専門員の
田路智子氏、(5)理学療法士の立場の観点から、一般社団法人SELENEの佐々木元勝氏
が登壇し、報告されました。司会を社会福祉法人豊生会介護支援専門員の佐々木翔太氏
が担われ、総合ディカッション、質疑応答が実施されました。
最後に「介護職・経営者の視点から」おやすみなさい介護の佐賀祥史氏が終わりの挨
拶をして、終了の運びとなりました。
今回、参加者は司会、発表者を含めて50名でした。ちなみに、江頭からは、福岡県飯塚
市の認知症医療センターの取り組みとして、「本人と家族の一体的支援」の実践を報告し
ました。きっかけは若年性認知症の当事者との出会いであり、制度や介護保険につなぐだ
けでは本人の望む生活を支えられないことを痛感した経験だったことを語りました。
特に、病院では「魚釣りに行きたい」という本人の願いをかなえられず、その後、ミーティ
ングセンターの活動を始め、3年後に本人と念願の魚釣りに出かけることができました。し
かしその場で目にしたのは、本人は一人で魚釣りを楽しみ、妻や子どもたちは離れた場所
から見守るだけという家族の姿でした。この経験から、本人の希望をかなえるだけでなく、
家族との関係性にも目を向ける必要性を実感し、本人支援と家族支援を一体的に行う
「両輪支援」の重要性を認識したことを報告いたしました。
その後、認知症の本人と家族が参加する「パーキングセンター」を立ち上げ、外出や食事
などを通じた自然な交流の場を継続しています。参加者からは「介護保険は利用したくな
いが、ここには来たい」といった声も聞かれ、本人や家族にとって大切な居場所となってお
ります。交流を通して病院では見えなかった本人の力が発揮される場面も多く、家族同士
が悩みや経験を共有できることにも大きな意義があると述べました。さらに、無理につな
がりを求めるのではなく、「必要な時につながれる環境」を整えることが重要であり、本人
や家族に寄り添いながら地域で支援の場を継続していくことが自身の役割であると語り
ました。本会の参加を通じて、本当に参加者の方々が熱心に講演の話しを聞かれ、楽しく
取り組まれている姿がとても印象的でした。
最後になりますが、参加者の皆様を始め、このような機会を頂きました、パーソン・セン
タードな視点から未来を見つめる、場所の提供を頂きました、駒澤大学 文学部 社会学科
社会福祉学専攻 教授 荒井弘道先生の皆様など関係者の方々に感謝いたします。
(→講演の様子は別添付のPDFを御覧ください。)

