お知らせ
R7.5.30(金) 福岡大学病院メディカルホールにて、認知症の人と家族の両輪支援 パネルディスカッションを実施!!
令和7年5月30日金曜日午後6時半~8時まで、福岡大学病院メディカルホールで、
パーソン・センタードな視点から未来を見つめる~パーソン・センタード・ケア「再考」を主
催として、認知症による生きづらさに伴走するプロジェクト、当院 福岡県認知症医療セン
ターによる共催にて開催させて頂きました。
研修会の内容としては、➀インプットトークとして、公益財団法人浅香山病院/大阪府
堺市疾患医療センター長の繁信和恵先生による『認知症の人と家族の両輪支援』につい
ての講演、パネルディカッションとして、(1)医師の立場から、福岡市認知症疾患医療セン
ター・福岡大学病院の北井良和先生、(2)ケアマネジャーの視点から、佐々木翔大氏、
(3)地域包括支援センターの立場から、田路智子氏、(4)介護離職防止の観点から、一般
社団法人SELENEの佐々木元勝氏が登壇し、報告致しました。
司会を大阪大学大学院医学系研究科老年看護学 准教授の山川みやえ先生、「介護職・
経営者の視点から」おやすみなさい介護の佐賀祥史氏の両名が司会をされて、意見交換、
質疑応答を実施致しました。
最後に、当センターの精神保健福祉士の江頭が終わりの挨拶をして、終了の運びとな
りました。
今回、参加者は司会、発表者を含めて65名でした。
本シンポジウムに参加して頂いた方より、下記に感想を頂きました。
先日は、「両輪支援セミナー」という大変貴重な学びの機会を誠にありがとうございま
した。認知症ケアの最前線でご活躍される皆様のお話は大変有意義でした。セミナーで
は、認知症への正しい知識の必要性を再認識し、医学・社会・生活モデルを駆使した「両
輪支援」の重要性を学びました 。薬物療法のみならず非薬物療法も重視し、認知症の方
が安心して笑顔で暮らせる社会を目指すという理想に深く共感いたしました 。特に「安心
してボケられる環境づくり」という言葉が心に残っています 。
パネルディスカッションでは、医師、ケアマネジャーなど様々な立場からのリアルな声を
お聞きし、情報共有の難しさや「誰の声を優先すべきか」といった現場の葛藤、そして「パ
ーソンセンタードケア」を多角的に捉え直す視点に触れることができました 。
今回の学びを活かし、認知症の方もそうでない方も安心して暮らせる社会について、今
後も考えを深めていきたいです。改めまして、この度は貴重な機会をありがとうございまし
た。以上です。
本当な参加者の方々が熱心に講演の話しを聞かれ、楽しく取り組まれている姿がとて
も印象的でした。
最後になりますが、参加者の皆様を始め、このような機会を頂きました、パーソン・セン
タードな視点から未来を見つめる~パーソン・センタード・ケア「再考」、場所の提供を頂き
ました、福岡大学病院の皆様など関係者の方々に感謝いたします。
(→講演の様子は別添付のPDFを御覧ください。)